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「大怪獣のあとしまつ」はラストが違えばもう少しマシだったのでは?

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なんだか不評で有名な「大怪獣のあとしまつ」がAmazon Prime Videoに来ていたので、流し見するつもりで見てみました。
内容的には、怪獣が現れて、謎の光線が宇宙から放たれて怪獣は死亡。しかし怪獣の死体の処理に日本政府が四苦八苦する的な話です。
物語の開始時にはすでに怪獣は死亡しているので、怪獣との攻防などはありません。
終始政治的な話がメインです。
それ自体は嫌いじゃないですし、ずっと政治的な話をしている劇場版パトレイバー2とか好きなのでむしろ好物ですが、いろいろな点がよろしくなかったです。

  • 不必要な下ネタが多い
  • 不必要な滑ってるギャグが多い
  • 不必要なメロドラマ要素が入っている
  • 不必要なスローモーションが気になる

でもまぁ最初の1時間は「そういう作品もあるよな」くらいでどうにか見られていましたし、なんなら今後どう展開するのか若干ワクワクしながら見ていました。
真面目な話なのか、ギャグなのかわからなくなりながら、ではありましたが…。
しかし、1時間以上も同じような感じの展開に加えて不必要な演出連発で飽きてきて、ながら見状態となりました。

そもそも登場人物が多くて覚えきれないんですよね…。
特に自分の場合は三次元のイケメン、美女は見分けがつかないので若干話についていけなくなっていました。
でもまぁここは自己責任です。

で、最後。
最終的に主人公がウルトラマン的存在になって怪獣の死体を宇宙へ持ち去って解決します。
それまでに政府はもとより主人公も試行錯誤して死体を処理しようとしていたにも関わらず、です。
これまでの苦労はなんだったの?
最初からその方法で主人公が処理すればよかったのでは?
この2時間、自分は何を見せられていたの?
正確にはなにか理由があって最後にしかできなかったんでしょうが、なんかもうそこまで内容をつかめませんでした。

多分、この映画が不評なのは、この結末があったのが大きいのではと思います。
しかもこの解決方法、シン・ウルトラマンが最初の方でサクッと実践しているのもまたなんとも…。

個人的に唯一の見どころは、AKIRAのパロディです。
AKIRAに神輿に担がれて出てきたバアさん(ミヤコ様)が実写で出てきたのには笑いました。
ここだけは見たほうがいいです。
Amazon Prime Videoで見るなら、27:50~28:10くらいです。
この作品に興味がなくても、AKIRAを知っているならここだけでも見てみたらいいと思いますよ。
たったの20秒でこの作品のいいところを堪能できます。

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