攻殻熱が再燃していて、イノセンス関連の書籍も読み漁っています。
その中の「ロマンアルバム イノセンス」は大きく設定画が載せられている貴重な資料です。
イノセンスが好きな方は一度手にとって見るのがいいかと思います。
図書館にあったりもしますよ。
モデルになった場所
ロクス・ソルス本社
ロクス・ソルス本社はミラノ大聖堂がモデルとのことです。
正面広場から見た大聖堂はまさにという感じです。
屋根の上に立っている塔もそれっぽいです。
祭り
中盤、択捉で見られる祭りのモデルは、台北の天后祭と呼ばれるお祭りだそうです。
劇中に出てきた大きな人形はありませんが、人間よりちょっと大きいくらいのサイズで催されているようです。
というか、実物のお祭りの人形や仮装をイノセンスでは大きくしてみた、という感じです。
食料品店の客
全員上着の前が空いているのが気になるバトーさんでした
さらにみんなカサを持たずに片手をあけているのが気になってしかたがないバトーさんでした
P.89
↑スーパー(コンビニ)に出てくる登場人物の設定がの箇所に書かれていたコメントです。
「キルゾーンに踏み込んでるわよ」と警告されてから店内を見渡したらこんな状態だったわけで疑心暗鬼になりますね…。
みんないつ銃を取り出すかわからないように見えてしまいます。
装甲車 ARMORD CAR
冒頭に出てくる警察の装甲車、実はEMC装置が搭載されており電波干渉を排除できるようになっているそうです。
ただの装甲車じゃなかったんですね。
巡洋艦
劇中ではあまり細かな印象はありませんでしたが、設定画を見るとかなり異質なデザインなのがわかります。
流線型が多用されており、現代の艦船とはかなり違った印象を受けます。
大きなクジラの上に艦橋や砲塔が付いているイメージです。
電脳キー CYBER KEY
(略)対象の電脳データが判明していないなと使えない。
P.154
とありますが、それならカニバサミ野郎やキムには使えないのでは?と思ったり。
この本、ちょこちょこと「ん?」と思うような記述があります…。
クリエイターズ・インタビュー 竹内敦志
山梨にある人形館と、飯田橋の人形店は同行させてもらいました。
P.162
ちょっと調べていってみようかと思います。
なお、取材協力として明言されているのは伊豆にある 「創作人形館ミワドール」さんと、「野坂オートマタ美術館」さんです。
「ハラウェイ」について
ダナ・ハラウェイという検視官のおばさんは、『サイボーグ・フェミニズム』という論文を書いた戦闘的なフェミニストから頂いた名前なんだけど、そのモデルはイタリアのロケハンで会った大学の先生。スペコラという、死体から型をとって作ったろう人形がいっぱい陳列しているところを案内してくれた人で、かっこいい女性だね、ということになった。
P.253
ということで、ハラウェイにはモデルとなった人がいるんだそうです。
スペコラという美術館も行ってみたくなりますね。
興味深いです。
ただオフィシャルサイトを検索しても出てこないので、もうやっていないのかも…。