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「ストレス脳」を読んで気になったポイント

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「なぜ脳はストレスを感じてしまうのか?」について解説された本です。
狩猟をして生活していて、疫病で死亡率の高かった過去から醸成された脳の仕組みが現代にマッチしていない部分があるよ、というのを各種調査の結果などを交えて語っています。

斜め読みですが、簡単に内容をまとめてみました。
脳の仕組み上、うつっぽくなるのは仕方のないことで、運動すればよくなりますよ(意訳)といった感じです。

  • 我々の祖先は数々の危険を避けて生き抜いてきたから、我々が存在する。
    リスクを察知する能力があったから生き残れた。
    逆にストレス要因を見つけやすくしてしまうというデメリットもある。
  • 忘れたい記憶は重要な記憶なのでなかなか忘れられない。
    嫌なことを忘れられないのはそのせい。
  • 脳は生き延びるために進化したのであって、幸せになるために進化したわけではない。
    なので脳が不幸せな方向に作用することはある。
  • 人間は集団で行動することで生き延びてきたので、集団で行動したいという欲求をもっている。
    孤独はそれに相反する。
  • 大昔であれば、孤独である時はより周囲を警戒する必要が出てくる。
    人間の脳は歴史の発展と同じスピードでは進化しない。
    このため、孤独であるとストレスを感じる仕組みが残っている状態。
  • オンラインでビデオ通話するのではなく、実際に会って会話するほうが脳の社交欲求を満たすことができるらしい。
  • 運動は鬱に効果があるという調査結果が出ている。
    運動は歩く程度でもよい。
    高い運動強度を維持する必要はない。
  • 最低でも週に1時間の散歩をするといい。
    週に2~6時間は運動に時間を割くのが望ましい。
    これまで運動をしていない人のほうが効果がある。
  • 体調がよければ、過度にストレスへ反応する(対応のために準備する)必要がないと脳に伝えられる。
  • 人間は動けばカロリーを消費してしまう。
    大昔で言えば避けたい事態なので、脳としてはなるべくカロリー消費をさせたくない。
    つまり運動したくないというのはカロリー消費を抑えるという、生きるために必要な仕組み。
  • 運動は思考能力も向上させる。

不安な時の対処法

深呼吸する

4秒かけて吸い、6秒かけて吐く。
これを数分間続ける。

感じていることを言葉にする

自分が感じている不安を言語化して客観視する。

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