内容的に、これからブランドを立ち上げる人向けのように感じられました。
すでにある企業のブランディングとはちょっと話が違ってくるような。
まぁそれは読み手のこっちの問題ですね。
ブランドが持つ3つの役割
P.19
・差別化の目印
・イメージの蓄積
・顧客との約束
あるジャンルで一番に選ばれる存在を目指さなければ、ブランドの恩恵を存分に受けられない。これがナンバーワンブランドを目標とする意味である。
P.34
→ わかる話ではありますが、その分野でトップになるのはなかなかハードルが高くて難しいですね。
なので分野を絞ってナンバーワンを目指すという旨が書いてありました。
たまにすごく狭いところでナンバーワンだと宣伝している企業を見かけますが、胡散臭さが出るので一長一短だなと思ったり。
ブランディングの7つの機能
・ブランドコンセプト
P.97
・ブランドターゲット
・ブランドベネフィット
・ブランドキュレーション
・ブランドマネジメント
・インナーブランディング
・アウターブランディング
→ 流れがわかりやすかったです。
やっぱり根っこはコンセプトなんだなーと。
ブランドの崩壊は価格から始まる。
P.147
→ 安易な値下げはするべきでないなーと言う感じですね。
お客さんはとりあえず値下げを要求してきたりしますけど、ほしければ買ってくれます。
安かろう悪かろうなイメージが付いても良くないですしね。
ブランディングといえば、対外的な発信が中心のように思われるが、実際には社内に浸透させることのほうが難しく、なおかつ重要である。
P.157
→ 自分も自社のブランド戦略なんか知らないので、これは実感としてあります。
これが浸透していないからわけのわからない対応をしてお客さんからの信用をなくしたりする人も出てくるわけですね…。
ブランドブックを実践で生かすためには、社員が内容をきちんと理解し、自らの具体的な行動に落とし込むための咀嚼が必要になる。やはりツールだけでは組織改革のスピードは上がらない。そこでブランドブックを実践するための集合教育を実施する。現場の社員だけでなく、役員や管理職から始めて階層別に、全社員へ行うことが望ましい。
P.159
→ 確かにこれくらいやらないと浸透しないよなーと納得。
ただ大きな企業になると全社員への集合教育実施は難しく、Eラーニングだとてきとうにやる人が多数なので悩ましいところです。
まず、ブランドコンセプトの浸透を図る社員研修、ブランドブックの作成と配布、社内報での定期的なトピックス発信など、インナーブランディングで行動を促すことから始める。
P.214
→ ブランドコンセプトを社員に意識させる仕組みづくりは必要だなと感じました。
どんな方法なら形骸化しないか?ちゃんと意識してもらえるか?に工夫が必要そうです。