経済リテラシーを強化するのに結構ためになる本だと思います。
ただ、2005年の本なのでそのへんを加味する必要はあります。
サクサクと簡単に読めるのもいいところです。
ただ、著者のテンションについて行けるかどうかです…。
ちょっと攻撃的なんですよね…。
(略)これから新規に貯金口座を開くときに「ご預金ですね?」と行員に聞かれたら、「いいえ、おたくの銀行への貸し付けです」ぐらいは言ってあげましょう。
P.57
↑とか。
これが気にならないようであればすんなり読めると思います。
(略)価格の絶対額だけにとらわれるのではなく、「支払った価格以上の価値を手に入れられるかどうか」という視点で、お金を使う際に頭を働かせる、すなわち価値と価格の相対的な違いを意識した経済活動を繰り返せば、経済的に豊かになるチャンスは格段に広がります。
P.42
↑この文章がこの本の一番伝えたいことのように感じました。
なにかお金を使う際は、その価格に見合った価値があるのか?
「安いから」を理由にお金を使うと、無駄遣いになりますからね…。
自分の場合、無駄にものを増やしたくないので結構吟味します。
それでも、価格に見合った価値なしと判断したのにずっと欲しくて気になっている物もあったりしますが…。
それって意識をそこに使い続けることになるので、長い目で見るとどうなのだろう?と思わなくもないですが、かといって気軽に買っていくとお金はなくなりますわな…。
ローンで買おうが現金一括払いで買おうが商品価格が変わらないということは、現金一括払いで買った人は「ローン分の金利を事前に払ってしまった」のと同じことなのです。
P.20
↑言われてみるとたしかに…。
何ヶ月だか金利無料のマップカメラで買い物する時、金額も大きくないし面倒だからと一括払いしていましたが、もったいない…。
その分のお金を投資に回しておけば増えますからね。
塵も積もれば山となるです。
借金するのがいやでローンを組むとしても短期間にする方もいますが、金利が安ければ極力長い方がお得だと思っています。
インフレが進めばなおお得?
ちなみに自分の場合、車はローンで購入しています。
金利が2%くらいだったか…?
購入のために用意していた現金はすべて投資に回して、すでに利息分は回収していると思います。