※ 本記事はアニメーションに出てくる銃器の描写について考察したものであり、
人々に損害、損傷、危害を引き起こすことを意図したコンテンツではありません。
エヴァンゲリオンに出てくるミサトさんは、H&K USPの45口径モデルを使用しています。
なぜ制式採用されているG17ではなく、USPのそれも高威力で女性には扱いづらそうな45口径モデルを選択をしたか?
考察してみます。
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ネルフの制式拳銃はGLOCK17
ネルフが制式採用している拳銃は、G17です。
9ミリ口径のオーソドックスな拳銃ですね。
G17があるにもかかわらず、ミサトさんはあえてUSPを使用しています。
何らかの理由があるはずです。
USPの45口径モデルは女性向きではない
反動が大きくコントロールしづらい
45口径は一般的な拳銃弾である9ミリよりも高威力であるものの、反動が大きくコントロールが難しい弾薬です。
アメリカでは好まれるようですが、ヨーロッパでは嫌われているようです。
腕力が男性よりも劣る女性にとっては扱いにくい弾薬です。
グリップが太く握りづらい
USPはダブルカラムのマガジン(複列弾倉)を採用しており、弾数が増えるメリットはありますが、 グリップが太く手の小さい人は握りにくいデザインになっています。
女性警官からもグリップが太いと言われ、H&K P2000に至っているようですので、ミサトさんにとっても握りにくい拳銃だと言えそうです。
前提として、ミサトさんは凄腕
なお、ミサトさんの銃撃の腕前はかなりのものです。
劇場版では走りながらUSPを連射し、命中させています。
止まりながら撃ってもコントロールが大変なのにもかかわらず、走りながら当てるのはかなりうまいと言えます。
なので、グリップが太いことも、反動が大きいことも、ミサトさんにしたらそもそも大した問題ではなかったのかもしれません。
45口径の威力とより多い弾数が必要とされるシーンとは?
仮設(1) 戦略自衛隊との対峙
もともとのミサトさんの敵は使徒です。
普通に考えれば、拳銃を持つのは使徒と対峙するためではなく、あくまでも護身用です。
であれば、コンパクトな9ミリ拳銃でいいはずです。
45口径ほどの威力が必要とされるのは、ボディーアーマーを付けた相手ではないでしょうか?
ボディーアーマーの性能によっては45口径でも貫通はできませんが、撃たれた相手はその衝撃で行動不能になる可能性が(9ミリよりも)高まります。
エヴァンゲリオンの世界で、ボディーアーマーを付けてネルフと対峙しそうなのは、戦略自衛隊くらいと思われます。
ミサトさんは、最初から戦略自衛隊と戦闘になる可能性も考えて、あえて45口径を使用しているのではないでしょうか?
仮設(2) ヒト型の使徒との対峙
もしくは、カヲル君のような、ヒト型の使徒が現れた時に備えていた、とか?
使徒はATフィールドを持っているので、そもそも通常の弾薬が通用する可能性は低いものの、コントロールできる範囲で少しでも高威力な弾薬を選択したとも考えられます。
まとめ
ということで、2つの仮説を立ててみました。
実際はどうなのでしょうかね?
エヴァはアニメを一通り見ただけなので、実は他にもヒントがあるのかもしれませんね…。
USPは、9mmも使える様です。
戦時自衛隊のアーマーを撃ち抜くには、9mmだと無理があるの劇場版では、45口径を使っていた事になるかもしれません。
なのでミサトさんは、どちらも持っていた事になるのでは、ないかと思います