【要約】「めんどくさいが消える脳の使い方」~やる気に頼らず動けるようになる科学的なコツ~
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「やるべきことがあるのに、どうしても腰が上がらない」「ついスマホを触って時間を溶かしてしまう」。こうした悩みは、けっしてあなたの意志が弱いからではありません。
菅原洋平氏の著書「めんどくさい」が消える脳の使い方は、めんどくさいという感情を、脳が発するエラー信号として捉えています。本記事では、脳の性質を賢く利用し、スムーズに行動へ移るための戦略を解説します。
「めんどくさい」の正体は脳の混乱
脳は、次に何をすべきかが不明確なとき、無駄なエネルギーを使わないようにブレーキをかけます。この脳の停止状態が、私たちが感じるめんどくさいという感覚の正体です。
- 予測ができない:やり方が具体的に決まっていないと、脳はどう動けばいいか判断できません。
- 命令が曖昧:頑張ろう、しっかりやろうといった抽象的な言葉では、脳は実行に移せません。
- 失敗への警戒:怒られたくないといった不安があると、脳は安全のために行動をストップさせます。
脳が迷わず動く「具体的命令」の作り方
脳を効率よく動かすには、まるで機械にプログラムを入力するように、具体的な動作を指定することが重要です。
過去の記憶と結びつける
脳は、初めての行動には抵抗しますが、一度経験したことがある行動には安心して反応します。
- 曖昧な指示:テスト勉強を始める
- 具体的な命令:昨日の夜と同じように、まずはデスクに座って参考書を1ページだけ開く このように、過去の動作をなぞるように指示を出すことで、脳の抵抗を最小限に抑えることができます。
体のリズムを整えて行動力を支える
意外なことに、行動力は気合ではなく、体の内部の温度(深部体温)と密接に関係しています。
- 夕方の運動でスイッチを入れる:起床から11時間後(朝7時起きなら夕方18時ごろ)に、1分間のスクワットを試してみてください。この時間に体温を上げることで、脳の活動レベルが安定し、夜の睡眠の質も向上します。
- 起床時間の変化を抑える:平日と休日の起床時間に大きな差があると、脳が時差ボケのような状態になり、慢性的なやる気の低下を招きます。
あえて「キリの悪いところ」で中断する
作業を再開するときのめんどくささを防ぐには、あえて中途半端な状態で作業を切り上げるのが効果的です。
- 未完了の力を利用する:脳は、完了したことよりも中断されたことを強く記憶する性質があります。
- 翌日の自分への予約:キリのいいところで終えるのではなく、あえて次の作業の冒頭数分だけ手をつけてからやめるようにします。すると、次に始めるときに脳が迷わず、スムーズに再開できるようになります。
まとめ:行動は「仕組み」でコントロールできる
本書が提案しているのは、根性で自分を追い込むのではなく、脳が動きやすくなる環境を整えることです。
- 具体的命令:脳が迷わないよう、最初の一歩を動作レベルで指示する。
- 体温管理:夕方の軽い運動で、脳が活動しやすいリズムを作る。
- 戦略的中断:再開を楽にするために、あえて中途半端に終わらせる。
めんどくさいという感情を、脳の仕組みを理解してコントロールする。これこそが、大人から学生まで共通して使える、最も効率的な自己管理術です。
次に行うべきステップ: 次に勉強や仕事を中断するとき、あえて「次の工程の最初の1行目」だけ書き進めてから席を立ってみてください。再開時の驚くほど軽い足取りを、ぜひ体感してほしいと思います。
スポンサーリンク
スポンサーリンク