※ 本記事はアニメーションに出てくる銃器の描写について考察したものであり、
人々に損害、損傷、危害を引き起こすことを意図したコンテンツではありません。
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編である「イノセンス」 (INNOCENCE)にも様々な銃火器が出てきます。
各銃のスペックを記載しています。
<参考資料>
・ロマンアルバム イノセンス
・ロマンアルバム 2501 イノセンス 絵コンテ集
タップできる目次
バトーが使用した銃
ソードオフ
- オートマチックショットガン
- 装弾数:5発
- 使用弾薬:00BUCK(ダブルオーバック)
- バトーの巨体ならばジャケットの中に忍ばせられるくらいのサイズ感
最初にハダリを打ったショットガン。
最後の方ではハダリに入った素子が使用していた。
ミニミMG
- MINIMI M249がモデル
- フラッシュハイダーのみオリジナル形状
- 200発入りマガジンを使用
- 使用弾薬:5.56mm NATO弾(5.56×45mm)
- 携行ハンドル、二脚付き(劇中では未使用)
紅塵会事務所で撃ちまくっていたマシンガン(LMG)。
自衛隊などでも採用されています。
公安が捜査時に持ち歩くものではないですね、フツー。
510
- バトルライフル
- 使用弾薬:.308 NATO弾(7.62×51mm)
- セレクターは、フルオート、セミオート、セーフのみ。
3点射は指によるコントロール。 - 二脚付き(劇中では未使用)
- フォールディングストック仕様
- 発射速度13発/秒
オリジナルデザインのバトルライフルです。
40SW
- オートマチックハンドガン
- 使用弾薬:40SW
- 装弾数:15発
Cz75をモデルにしたような形状の拳銃です。
Cz75とは異なり、先細りのデザインではありません。
GHOST IN THE SHELL時代はジェリコ 942FSの50口径を使用していましたが、イノセンスでは40口径にしたようです。
バトーの精神的な落ち着きを感じます。
SW59
- オートマチックハンドガン
- 使用弾薬:9mmパラベラム弾
- 装弾数:12発
バトーのバックアップ用の小型拳銃です。
コンビニでバトーの右手を撃ち抜いたのもこれです。
GHOST IN THE SHELL時代は9ミリのマテバをバカにしていましたが…。
トグサが使用した銃
マテバカスタム
- リボルバー
- 装弾数:6発
- ダブルアクション
- バレル下部にレイルシステムあり
- バレル上には調整可能なウェイトあり
- シリンダー回転方向は前から見て時計回り
- 型番はM2008(架空)、M207(架空)となっており、資料により異なる
- M2006Mがモデル
ロクス・ソルス出荷検査部長の銃
SW32(38口径SWモデル2602)
- オートマチックハンドガン
- 38口径
- 装弾数:6発
ボートハウスに隠されていた拳銃。
モデル名は架空のもの。
紅塵会 組長代理ワカバヤシが使用した銃
スチェッキン
- オートマチックハンドガン
- フルオート射撃可能
- 使用弾薬:9mmマカロフ弾
- 装弾数:20発
- 発射速度:12.5発/秒
- ホルスター兼用の木製ストックを装着できる
ワカバヤシが使用して、バトーに奪われていた銃。
押井守監督のお気に入りの銃らしい。
ちなみに、ブラックラグーンのバラライカが使っているのもスチェッキン。
紅塵会 ヤクザたちが使用した銃
454カスールカスタム
- リボルバー
- 使用弾薬:454カスール弾
- シングルアクション
- バレル上部にレイルシステムあり
紅塵会でバトーと銃撃戦になり、最後に鼻血を出しながら撃とうとしていたリボルバー。
あえなくバトーのMINIMIで蜂の巣に…。
ブッシュマスターベースカスタム223NATO
- アサルトライフル
- 使用弾薬:5.56mm NATO弾(5.56×45mm)
- 装弾数:120発、75発のマガジンあり
- ブルパップ方式
ヤクザ連中の中ではまとも(遮蔽物に隠れている)な戦闘を行っていた戦車帽男が使っていた銃。
ベネリM4ベース12Gショットガン
- ショットガン
- 使用弾薬:12ゲージ
- 装弾数:4発
- ガス・ポンプ切り替え式
- フレーム上部にレイルシステムあり
ヤクザの使用銃とのことですが、あまり記憶にない…。
ハイスタンダード10ベース12Gガスオート
- ショットガン
- ガスオペレーション
- ブルパップ方式
- 使用弾薬:12ゲージ
- 装弾数:3+1発
- バレル上にC-MOREタイプのダットサイト付き
- バレルサイドにレイルシステムあり
これもヤクザ使用の銃とのことですが、記憶になく…。
武装警官が使用した銃
ステイアーTMPベース SMG1
- サブマシンガン
- サプレッサー、サイレンサー取り付け可
- 使用弾薬:9mmサブソニック弾
- 装弾数:30発、20発、15発のマガジンあり
- 上部にレイルあり
- ストックは取り外し可
物語の冒頭、ハダリ制圧のために出動してきた武装警官が使用していたサブマシンガンです。
劇中ではほぼ見えないですが、ちゃんと設定がありました。
TMPにストックを付けたような形状です。
プラント船の警備員が使用した銃
FN P90ベース SMG ダットサイト付バージョン
- サブマシンガン
- 装弾数:約50発
- 使用弾薬:9mmパラベラム弾
プラント船でハダリに虐殺されていた警備員が使用していた銃。
設定画では5.7×28mmとなっていますが、絵コンテなどでは9ミリパラベラムに変更されています。
5.7mmだと特殊すぎるし、威力がありすぎてそれでハダリに対抗できないとなるとおかしい感じになるから9ミリになったのだと思います。
マガジンはP90とは異なり、弾は螺旋状の筒に入っており、銃の前部から出し入れする特殊形状です。
実用性は謎ですね。
コンビニ店主が使用した銃
12Gポンプ レミントンM870
- ショットガン
- ポンプアクション
- 使用弾薬:00BUCK(ダブルオーバック)
- 装弾数:4+1発
室内で使うには長くて不便そうなものの、一般向けに販売されているのはこのサイズということなのだと思われます。
参考資料について
下記の2つの書籍を参考にしました。
前者の方はちょっと情報が不正確な感じがありますが、たくさん設定画が掲載されているのは嬉しいです。
後者は絵コンテがメインで、押井守監督のコメントが見られるのが魅力です。
銃火器の知識があまりなくても解説が入っているのも嬉しいところ。
お高いので、まずは近所の図書館で探してみてはいかがでしょう?